防災研修棟
2019年3月 安来市 484.0㎡ S造平屋建て
安来庁舎の整備に伴い計画された施設です。 災害時の一時避難施設となることが要望され、近くに流れる木戸川沿いに防災広場・駐車場と共に計画されました。 敷地は安来庁舎と道路を挟んだ反対側であることから、庁舎とのつながりを意識しました。 建物の規模は鉄骨造の平屋建て。外観は庁舎と一体化になるように勾配屋根を採用し、外装も含めて庁舎とのつながりを意図しています。 内部の構成は、災害時に100名の一時避難者を受け入れることができる避難室とそれに付属する医務室や備蓄倉庫からなり、備蓄倉庫には3日分の飲料水が確保できるように計画しています。 災害時の動線を考慮し、避難室は外部に対して大きく開くように計画しています。 スムーズな人の出入りができるように配慮し、迅速な避難に対応できるようにしています。 備蓄倉庫、避難室、外部とのつながりについてもスムーズな移動を設けました。 無駄な動作なく、人や物資の出入りができるような位置に開口部を設け、避難活動に微力ながら貢献できればと思います。 平時においては、減災を目的とした防災研修のための施設として利用されます。 そのため、移動間仕切りを設け、日常的な利用にも応えることができるようにしました。
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