特別養護老人ホーム しらさぎ苑改築工事
2021年8月 安来市 2752.6㎡ S造2階建て
安来市古川町に建つ特別養護老人ホーム(118床)の過半の建替えです。 建設地は清水月山県立自然公園内にあたり、側にある飯梨川から温泉も湧き出る自然豊かな環境です。 令和元年にユニット型特養に限らず従来型特養に改築するという方向に決まり、3年がかりで設計・工事を完了させました。 外観は自然公園内の制限などもあり、勾配屋根として高さを抑えるためにデザインコンセプトはスケールの大きな“住まい”。 1階の外壁は焼杉板をイメージし、2階部分は土色(アースカラー)、そして正面左の避難階段を隠した千本格子は“住まい”につながります。 内部は南北軸に廊下を配置し、1・2階に52の個室を並べ約20室ごとのケア体制としました。 内観は外観と同様に“住まい”をコンセプトに玄関から入って外壁から繋がる土色の壁、床は木質を連想するシート、 基調となる薄黄色の壁とピンク色の壁。廊下末端からは外の気配が伺えるよう配慮しました。
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